活動レポート

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海外でボランティアをする

up 2019.02.04

国際長期看護研修生としてカンボジアに行く前に、自分の銀行通帳の管理を母親にお願いしてきました。カンボジアに来て数日のことです。母親からめずらしく電話がかかってきました。

「通帳みてたけど、100万円振り込んでるのこれなに?なに買ったの?」

研修のことをほとんど説明せずに来てしまったので、母親は研修費として100万円払ったことを知らず、驚いて電話してきたのです。

「カンボジアでボランティアで看護師をしている」とだれかに言うと、すごいね、えらいねと言われることがたまにあります。
徐々にこの、すごいね、えらいねと言われることに違和感を抱くようになりました。
「なにもすごくない、なにもえらくない」そう心から思います。
お金を払ってボランティアをさせてもらっている。お金を払って人生経験をさせてもらっている。そんな感覚でいます。カンボジアでの生活も当たり前になりつつあります。

そこで考えるのは、自己満足になっていないか、ということです。私は「海外でボランティアをしたい」と思い研修に参加しました。しかし、今はその目標の解釈が変わりつつあります。

「海外でボランティアとして役に立てるまでやる」

ボランティアを経験してみたかっただけでは、自己満足だと自分の中では感じています。現場にとって迷惑でなければ、役に立てるところまでやりたい。もちろんスピード感も持ち合わせてです。そう思うようになりました。

先輩方はいつも、私にチャンスを与えてくれます。迷ったときは私が歩く成長の道に、温かい言葉や背中で光を照らしてくれます。その道を歩くのは私自身なのです。毎日一歩一歩、進んでいくだけです。

少し大きなことを言ってしまいましたが。
海外でボランティアをする。私の中のその解釈すらを変えていったここでの経験はお値段なんと母も驚く100万円!
しかし私にとってそれはいまやお買い得だったのかもしれません。

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