活動レポート
ラオス
2026.08.21
7月20日、沖縄美ら海水族館によるオンライン遠隔授業を開催しました。
今回は、カンボジアにあるジャパンハートの「アジア小児医療センター」とともに、沖縄美ら海水族館とオンラインでつないで実施しました。ラオスでこのようなイベントを開催するのは、今回が初めてです。
ジャパンハート・ラオスでは、現地の国立小児病院と連携し、小児がんの治療に関する技術移転プロジェクトを行っています。
小児がんの治療は手術だけで終わるものではありません。手術後も抗がん剤治療などが続き、子どもたちやその家族にとって、長い治療生活となることがあります。
そんな治療の日々の中で、「少しでも楽しい体験を届けたい」「ジャパンハートだからこそできる支援をしたい」という思いから、今回、私たちが支援している2名の患者さんとそのご家族に参加していただきました。

海のない国・ラオスで暮らす子どもたちにとって、画面いっぱいに広がる水族館の世界は、とても新鮮なものだったようです。
青く大きな水槽を泳ぐたくさんの魚たちに、子どもたちはくぎ付け。中でも、今回の遠隔授業のテーマでもあった大きなジンベエザメが泳ぐ姿には、とても驚いた様子でした。

沖縄美ら海水族館のスタッフの方による解説を聞いたり、海の生き物についてのクイズに挑戦したりしながら、楽しい時間を過ごしました。患者さんはもちろん、一緒に参加したご家族にもたくさんの笑顔が見られました。

イベントが終わった後も、子どもたちの楽しみは続きました。
ラオスオフィスにあったホワイトボードに、イベントで見た魚やジンベエザメの絵を描き、思い思いに水族館の世界を表現していました。

小児がんの治療では手術を終えた後も抗がん剤治療などが続きます。
長い治療生活を送る子どもたちに少しでも楽しいと思える時間や新しい世界に出会える体験を届けることができないか。私たちは日々、その方法を模索しています。
今回の水族館での体験が参加してくれた子どもたちやご家族にとって、治療生活の中の楽しい記憶のひとつとして残ってくれればと思います。
ラオスでの小児がんプロジェクトが始まって2年余り。少しずつではありますが、支援できる患者さんも増えてきました。
病気を治療するための医療支援はもちろん、その治療期間を過ごす子どもたちの気持ちや生活にも目を向けながら、これからもジャパンハートだからこそできる支援を考え、届けていきます。

ラオスオフィス 里見 春佳