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【募集】カンボジアで小児患者の栄養を支え、栄養教育を一緒に行って頂く管理栄養士・栄養士を募集しています

2018.08.03

ポルポト政権による医療崩壊から約40年。
カンボジアでは、現在も医療の知識・技術は遅れ、貧しい人々には医療が届かない状況が続いています。ジャパンハートでは2008年にカンボジアでの活動開始以来、カンボジアの田舎の病院数か所で無償の手術・診療を行い、2016年にはプノンペン郊外に病院を建設。貧しい人々に医療を届けると共に、活動地の病院の医療者へ知識や技術の伝達を行っています。
2016年5月には当団体が運営する初めて病院をカンボジアに建設し、地域に根付いた医療活動を行ってきました。さらに2018年6月に<ジャパンハートこども医療センター>が開院致しました。
それに伴い、カンボジアの小児がん患者を含む小児患者への給食の提供、スタッフ、一般客への食堂を併設した調理施設(食堂を併設した給食センター)を2019年に開業します。
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給食事業のミッションは“小児がんを含む小児患者へ安心安全で栄養のある食事を届ける“です。カンボジアに病院給食の仕組みを広げることで、一人でも多くの子どもを助けたい。と心から思っています。
「食は医療の根底を支えるもの」という熱い想いで私達と共にカンボジアの食改善を行って頂ける方を募集しています。
 
募集にあたり
そもそもカンボジアってどんなところ?
給食センターってどんな事をするの?
という疑問もあるかと思いますので、カンボジアの食の現状や給食センターの目的をご紹介します。
 
 

1.カンボジア食事情

2.給食センター設立の意義

3.栄養士さん、管理栄養士さんたちにやってもらいたい事


 
 

1.カンボジア食事情

カンボジアは食文化として主食である米をたくさん消費し、味付けが塩味も甘味もとびきり濃いです。結果、すでに都市部の裕福層を中心に大人の生活習慣病は社会問題になっており、WHOの調査(2010)によれば、都市部の住民の27%が肥満で、33%が高コレステロールという結果が出ています。
 
一方で、2014年に公開された国際学術誌「the International Journal of Food and Nutritional Science」によると、カンボジアの子供の死因の45%は未だに餓死と言われています。
発育不良の5歳未満の子供は減少傾向にはあるものの依然として高く32%。また、5歳未満の子供のうち24%が年相応より低体重と判断されています。そして、カンボジアでは乳幼児の73%が亜鉛欠乏症で、71%が貧血、28%がビタミンA不足です。
2015年の一人当たり国民総所得(GNI)は$1,070であり、貧困状態は改善しカンボジアは低所得の部類から中低所得として扱われるようになってはいるものの、「栄養」という概念がほとんど浸透していませんので、栄養観点で食材、調理法選びなどを行なっている人はほとんどいないのが現状です。
 
妊娠中の女性に関しては、妊娠中であっても仕事が忙しいためしっかり食事ができず、産後も子供と自分がしっかり食べられる時間がないといいます。さらに、妊娠中の食事に関しての迷信(ジャガイモを食べると肌がベタベタな赤ちゃんが生まれてくる、ナスを食べると肌が白い赤ちゃんが生まれてくる、マンゴーを食べると産道が潤って安産になる)がまだまだまことしやかに受け入れられています。
 
『貧困層を中心にした子どもの栄養不足』、『周産期における栄養知識不足』、また最近問題になっている『大人の生活習慣病』など課題は様々ですが、栄養についての重要性を伝え日々の生活に取り入れるためには努力が必要です。

【以下の写真は都市部以外の一般的家庭の台所風景です。】
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都市部の裕福な家だと飲み水をタンクかペットボトルで定期購入していますが、病院周辺の家はどこも水桶に雨水を貯めて、それを煮沸して飲み水にしています。
今でも水道がまともに通っていないのが現実です。

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ガスも通っていない地域では炭をおこして料理をしています。
 
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ワイルドですが包丁もこうやっておいている家庭も。。。!
生活スタイルが異なるので“汚れる“という感度が日本人とは大きく違います。
 
 
【市場風景】
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野菜やきのこ、果物、肉も全て日本にあるものと種類や味が違います。
肉や魚なども冷蔵、冷凍保存されていません。
 
退院後も衛生的な食事を作れるように衛生基準もそれぞれの合わせて、段階分けして教えていかないといけません。
 

2.給食センター設立の目的

冒頭にも述べましたが、給食事業の最初のミッションは“小児がんを含む小児患者へ安心安全で栄養のある食事を届ける“ことです。
そしてさらに将来的にはカンボジア全土の栄養、衛生意識の向上を目指しています。また、ジャパンハートで働くスタッフや一般の方たち(成人入院患者含む)にも食堂利用として食事を提供して行きたいと考えています。

 ミッション達成にあたっては、特に、小児がんの子ども達への食事提供が大きなハードルになっています。
小児がんの子どもは化学療法を行なうと、免疫が下がっていきます。免疫が下がった時に普段現地の人が食べているような食事を口にすると、大事に至る可能性があります。
日本でも、小児がんで入院している子供に、親が冷えたテールスープを飲ませて数日後に亡くなったという事例もありました。
カンボジアでは、ただでさえ、屋台や軽食屋など衛生環境がままならない状況で提供されている食事がほとんどであり、それを食べると健康な大人でさえお腹を壊してしまうこともあります。
だからこそ、しっかりと衛生が確保された施設でそれを教育された調理師たちが、栄養のある食事を提供する場所が必要だと考えています。
 
がん患者さんへの食事提供が未経験の方でも構いません。周辺病院とも連携しながらどうしたら安心安全な給食を作れるのかを一緒に考えて頂ければと思います。
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3.栄養士さん、管理栄養士さんたちにやってもらいたい事


給食事業

母親、調理スタッフへの調理に関する衛生指導マニュアルの作成
カンボジア版レシピの見直し
現地(市場)の食材調査、喫食内容調査
 

病棟

〈産婦人科〉
母親学級での栄養指導(妊娠中に食べたらいい食事、栄養、授乳中に食べたらいいもの、子供に食べさせた方がいい食事など)
〈成人病棟〉
生活習慣病患者への栄養指導の為の資料作り(糖尿病を未然に防ぐものや、そもそもの栄養の概念についてなど)
〈小児病棟〉
子どもが栄養失調にならない為の食材選び教室
子どもへの栄養指導教室
※1年ほどの長期活動での募集となりますが、ご希望により短期(5日~10日ほど)での活動も歓迎しております。活動内容要相談。
 
 
 
「食は医療の根底を支えるもの」という熱い想いで私達と共にカンボジアの人々に安全な食を届け、栄養の知識向上を目指しませんか。
 
★★応募要項・応募手続きはこちら★★→http://www.japanheart.org/about/recruit/#an18