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活動レポート

 

医師がわざわざ長期ボランティアでカンボジアにいる理由(小児科:押谷&内科:進谷より)

2018.07.08

日本の病院を辞めて、どうしてわざわざカンボジアの病院に?
実際カンボジアに来てみてどう?
短期のボランティアさんにも聞かれるこの質問!

現在カンボジアで長期ボランティアとして働く押谷先生(小児科9年目)、進谷先生(内科6年目)に今回参加したきっかけとやりがいを聞いてみました。

おっしー&進谷先生.JPG

 

Q.なぜジャパンハートの医師長期ボランティアに参加したのですか?

(押谷)
アジアで働くことが学生のころからの夢でした。
大学6回生の最後にスタディーツアーでミャンマーを訪れ、そこで改めて吉岡先生の考え方や団体の理念に深く共感しました。いつかここに戻ってきたいという強い思いがあり、10年かかりましたが今やっと実現しました。
10年前と今とではジャパンハートの活動範囲や関わる人数は大きく拡大しましたが、「患者さんの心と体の幸せのために。それが私たちの幸せであり、やりがい」という気持ちは変わらず、一人一人の医療者の根底に脈々と流れ続けていることを実感しています。

 

(進谷) 
実際にジャパンハートの存在を知ったのは、1年前にとあるご縁を頂いたことがきっかけでしたが、 元々、文化や価値観の全く違う地域で生活をしながら、医療に携わってみたいという想いがありました。

これからの日本においては、病院で医療者が治すだけの医療では限界がきています。地域で暮らす一人一人が当事者意識を持って、誰もが健康に暮らすために必要なことを考えなければならない時代となっています。そういう想いから、日本でも医師として患者さんを診ながら、地域医療連繋団体.NeedsというNPO法人を設立し、地域での医療教育や健康なまちづくり事業に携わっています。

今回、経済的にはまだまだ発展途上なカンボジアで、医師として患者さんを診るだけではなく、日々の生活を通して、多くのことに触れることで「医療の本質」を少しでも感じ、日本での活動にも還元できたらと考えています。もちろん学ぶだけではなく、自分がこれまで培ってきたことをできる限りカンボジアに貢献したいと思っています!

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Q.お二人とも活動して2カ月ほどですが、やりがいやおすすめポイントを教えてください

(進谷)

もう全てにおいてやり甲斐しかないですね。おすすめポイントをあげ始めたらキリがないです。

ただ、中でも来て良かったなと思える一番の理由は、「日本が如何に恵まれているか」そして「今、日本が如何に孤独な国になろうとしているか」という2つのことを肌で感じることができたことです。

日本にはカンボジアにはない、高い水準の教育、インフラ、そして経済力があります。沢山の機会に溢れ、色んなことを経験できます。
その反面、カンボジアには日本にはない、家族や地域、人と人とのつながりがあります。今の日本が必要としていることだと感じています。

カンボジアには診療の中に限らず、暮らしの中にたくさんのキッカケが溢れています。その全てが医療者としての自分自身の今後に、何かしらの影響を与えてくれます。

カンボジアの人たちのために「何かをしてあげる」なんて考えずに、真っ白な気持ちで、ここでの暮らしを楽しみに来ていただけたらと思います。そうすることで本当に沢山の学びが得られると思います!!

 

(押谷)
カンボジアで活動を始めた当初は、衣食住の環境が異なる中で日常生活を行うこと、言葉も医療器具も限られた中で医療活動を行うことに、もちろん戸惑いがありました。

ですが実際に生活や医療活動を始めてみれば数週間でうまく体も心も適応することができました。これはカンボジア(日本を含めた東南アジア)の人々独特の、新たな人や物を上手に迎え入れるホスピタリティがあるからだと思います。
日々活動していく中で、日本人もカンボジア人もお互いのいい所を見つけ出し、自分達に落とし込んでいく、これが非常に得意な人種だということを改めて感じています。


私たちは、カンボジアの医療にまだ不足している部分を補うため、医療の届かない所に医療を届けるという活動していますが、それは目的の一部でしかありません。こちらで活動していると、カンボジアにはあるのに日本の医療には足りていない部分をたくさん見つけることができます。

ジャパンハートの病院では日本医療とカンボジア医療の良い所を互いに上手に見つけあい、溶けこむことでより良い、新たな医療を作り出そうとしています。

日々の生活から医療活動に至るまで、日本独特の良いスピリットジャパンハートがうまくカンボジアの人々の心と溶け合って、新しい価値観を生み出していると感じています。
こういう特殊な体験や感覚はカンボジアに来ないと得ることはできなかったと思いますね!

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​~~お話を聞いて~~~~

 

「なぜ医者になったか、原点を思い出しました」

ボランティアに参加された医療者が、決まって残す言葉です。
 

確かにカンボジアでの医療は日本と比較して『限られた資源・人員』の中での医療です。。
オペ器具もエコーも薬も十分にはないし、オペに使うガーゼに至っては大きなガーゼのロールからみんなで手作りで切り折して使っています。
日本での医療現場に慣れてしまうと、それは歯がゆく、時に無力感を感じてしまうこともあります。

ただ、そんな環境の中でカンボジアの医療者とともに試行錯誤しながら患者さんと向き合い、着実に真摯に医療活動を行うからこそ、命と向き合うことの尊さや周囲への感謝の気持ちといったそれぞれの【原点】や【医療の本質】を感じて日々を過ごしているのだと思いました。


​お二人ともありがとうございました!

 


​カンボジア広報

押谷友望

 

 

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