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あなたの思い出を、小児がんの子どもたちの思い出に。小児がん啓発月間・査定額アップキャンペーン

up 2021.09.01

かかる子どもの数が少ないために、知ってもらう機会も少ない小児がん。日本では、比較的治療しやすい血液のがん(白血病など)が全体の約4割を占めます。その一方で、全体の約2割を占める脳腫瘍は治療が難しいことも多く、寛解(病状がおさまること)しても治療の後遺症が心身に大きな影響を与えがちです。

また、お母さんのおなかの中で赤ちゃんの体のいろんな部分に分化するはずだった細胞が、生まれてからも体の中に残っていて、異常な増え方をしてしまう「芽腫」というタイプのがんは、小さな子どもに特有のものです。
参考:国立がん研究センター 「小児がんの人へ」

日本では、各地に小児がん診療に特化した拠点病院が置かれ、小児がんの患者さんに最適な治療を提供しています。
また、ジャパンハートはカンボジアで運営するジャパンハートこども医療センターで、将来的にはカンボジアだけでなく、周囲の東南アジアの国々からも小児がんの子どもを受け入れ、治療していきたいと考えています。

日本では:毎年2500人余りが発症、長い治療が負担に

日本における29歳以下の死因の第一位は、がん(悪性新生物)であることをご存じですか?
なかでも、15歳未満の子どもに発生するがんを、「小児がん」と呼び、日本では年間2500人あまりが発症しています。そのうち8割は治療によって元気になることができますが、長期間の入院・治療が必要となることが多く、治療中は免疫力も下がってしまうため、家族と面会する機会も限られてしまいます。ご両親のひとりがずっと治療に付き添うことも多く、治療中のお子さんだけでなく、兄弟姉妹もさびしい思いをすることが少なくありません。
そこで、ジャパンハートに所属する医師・看護師が小児がんを治療中、もしくは治療を終えたばかりの子どもとそのご家族の外出に同行し、安心して思い出作りをしてもらうSmileSmilePROJECTを実施しています。
SmileSmilePROJECTについて、詳しくはこちら

海外では:カンボジアでは小児がんは8割が亡くなる難病

カンボジアでは、年間600人の子どもが小児がんにかかると考えられていますが、病院で治療を受けるのはそのうちおよそ1/3の200人ほど。また、がんを治療できる医療機関も限られているため、罹患したこどもの8割が亡くなると推定されています。しかし、1件当たりの治療費が高く、必ずしもすべての治療が成功するわけではないことから、小児がんに対する国際支援はあまり盛んではありません。
ジャパンハートは、カンボジアで数少ない小児固形がん治療病院「ジャパンハートこども医療センター」を運営し、毎年、日本の平均的な子ども病院に勝るとも劣らない数の手術を行っています。この小児がんに対する長年の取り組みが評価され、2020年には国連からUNIATF賞を受賞しました。
ジャパンハートのカンボジアでの医療活動について、詳しくはこちら

新型コロナが子どもたちの治療にも影響

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、小児がんの子どもたちにも大きな影響を与えています。
日本では、新型コロナウイルス感染症が広がり始めた2020年春からは、病棟での感染対策が一層きびしくなり、子どもたちとご家族の面会や外出がより難しくなりました。そのため、残された時間が少ない子どもたちとご家族からの、思い出作りの依頼が増えています。

カンボジアでは、これまで毎年700名以上がジャパンハートこども医療センターを訪れ、治療を支えていた日本からのボランティア(医師、看護師、非医療者)が渡航できなくなったため、子どもたちの手術などが難しくなりました。現在はカンボジアに駐在しているスタッフに加え、ジャパンハート創設者の小児外科医・吉岡秀人が数回にわたって現地を訪れ、できる限り手術を含む治療に取り組んでいます。

一人でも多くの子どもに笑顔と思い出を

9月と10月の2カ月間、ブックオフのリユースによるクラウドファンディング「キモチと。」を通じてジャパンハートにご寄付いただくと、ブックオフが査定額を上乗せするキャンペーンを実施しています。

「キモチと。」は、あなたが選んだプログラムに申し込み、ブックオフに読み終わった本やCD、おもちゃなど、あなたの思い出の品を送ると、その査定額に相当する額をブックオフが支援先に寄付する、新しい形のクラウドファンディングです。今回のジャパンハートのキャンペーン開催期間中(9月・10月)は、この査定額にブックオフが10%を上乗せし、たとえば1000円分の品物を送ると1100円がジャパンハートに寄付されます。
あなたの手元にある思い出の品で、多くの子どもの治療や思い出作りを支援してください。


お申し込みはこちらから

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