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活動レポート

 

【山梨県 牧丘】目の前の患者さんの幸せ

2018.06.15

5月から牧丘病院で働き始めて、はや1か月が経ちました。山に囲まれ、家の目の前はブドウ畑、富士山が見え、鳥と犬の声くらいしか聞こえない、本当に落ち着く場所です。
 
ここに来て数日経ったある日です、先輩の看護師さんがふと「この人にとっての幸せってなんだろう」と詰め所でつぶやいたのが、とても印象的でした。たぶん独り言です。
私は今まで、どうすれば病気が良くなるだろう、どの治療が良いのだろうみたいな考えは頭にあったけれど、何が目の前の患者さんの幸せだろうという視点ではなかったのでは、とふと思いました。「何かをしてあげるではなく、患者さんが本当にしてほしいことを考える機会を与えてもらっている。」という話も聞きました。また、カンファレンスなどでも、歯科衛生士さんやケアマネージャーさんから、「私たちがしていることは、押し付けになっていないだろうか。こちらが勝手にこれが患者さんに良いと決めつけてしまっていないだろうか。」そんな言葉を聞きました。牧丘の人々は、とても温かく、家族のような愛情をもって患者さんに接している印象です。それは、長い間患者さんを継続して見続けているから、また多職種で集まってカンファレンスをしたり、往診や訪問リハ・看護のスタッフが同じ病院で、とても近い距離にいたりするからなのだと思います。そうすることで、今まで歩んできた患者さんの人生、在宅での患者さんの様子を皆が知ることが出来、その人とのなりを理解して接することが出来るのだと思いました。

牧丘.jpg                        患者さんの誕生日セレモニー


昨日は、口腔ケアカンファレンスというものに参加させていただきました。歯科医師、歯科衛生士、特養看護師、病院医師、看護師、栄養管理士、ソーシャルワーカー、理学療法士が参加して、総勢20名ほどでした。そこでは、在宅や施設・病院で口腔ケアを介入して行っている患者さんについて、情報共有を行います。今まで勤務した病院でも、歯科衛生士さんや歯科医の方はおられましたが、正直そこは我関せずで、結果だけを聞いてケアに活かすという感じでした。歯科医師さんや衛生士さんから「私たちからすれば、病院や医療の現場は敷居が高い。」という話を聞きました。患者さんの口や歯の状態は、食欲だけでなく、嚥下や発声、認知機能など全身に関連する、とても大切なことです。それなのに、その専門の方々の言葉やケアに、関心を寄せなかった自分を、とても反省しました。牧丘病院では、カンファレンスに参加したすべての職種の方が、対等に話し合いを行っていて、いろんな職種がどのような視点で患者さんをみているのか、を知ることが出来てとても楽しいです。これから、皆さんと一緒に勉強させてもらおうと思います。

牧丘2.jpg                        口腔ケアカンファレンスの様子   

          
                                            アドバンストナース
                                            山梨市立牧丘病院 吉田裕香

      

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