特定非営利活動法人ジャパンハート

地域医療

お問合わせ・資料.請求

文字サイズ

ジャパンハート特設サイト

活動レポート

 

【島根県隠岐】旅立ちと決意の季節

2017.04.03

170403_murabayashi01.JPG出会いと別れの季節となりました。
前回、レポートでも書かせていただいたように、Iターンの多いこの島では、病院に限らず人の入れ替わりが多いように思います。
先日、この春から本土の病院へ行かれる病院の先生のお見送りにいってきました。

170403_murabayashi02.JPG海に囲まれたこの島、出ていくときはみなさんフェリーか高速船を使われます。
どの島でも同じかもしれませんが、フェリーでのお見送りの時には、色とりどりの紙テープを港から船にあげ、引っ張っていくという儀式があるようです。そしてBGMに蛍の光、これは泣かずにはいられません。
船が出たあとは港のぎりぎりまで走ります。さらにもう少し暖かくなると、そのまま海にダイブされるそうです。
島の人にとってはきっと日常的なこの行事、都市部で育った私にはとても感動的に映りました。

170403_murabayashi03.JPGこの最近、見送られてばかりだった立場から、久しぶりに人を見送る側で新鮮でした。
出ていく方は新しいことがたくさん待っていて、寂しさもあるけどワクワクもありますが、見送る側は切ないです。(あまり交流のない先生でしたが、親しい人の立場で考えてみました)改めて快く見送ってくれる家族のことを思いました。


家族や友達を残して、私はなんのためにここに来たのか。

「早く帰ってきてね」という家族や友達を置いて、私はなんのためにここに来たのか
半年を終え、最近では島の生活に馴染みすぎ、アドバンスドナース(以下アドナー)であることを忘れつつあります。
ジャパンハートでの活動終了後、島前病院に就職している看護師は委員会や係の仕事を抱え忙しそうにしている。リーダーさんは毎日遅くまで残って仕事をしている。そんな“抱えるモノ”もなく、でも同じようにお給料をもらって働いている私。
ずるいなとも感じるし、私ももっと“病院のためになにかしたい”と思うけれど何をすべきか、思いつかず。
やはり原点を振り返るとアドバンスドナースとして僻地医療のこと、隠岐のこと、島前病院のことを発信していくことなのかな、など考えるこの頃です。
 
170403_murabayashi04.JPGまた、研修生のときに見つけた私自身の課題。
「なにか1つのことをやり遂げる」看護師として、なにか1つに打ち込むということは、ここ島前病院でも、いまだ出来ていません。
担当の患者さんがいても、どこまで入っていいのか、私がしなくても自分で出来るかもしれないし、もっと良いほかの誰かがするとか、本当にそれは必要とされているのか、そこまでする必要はあるのかとか、様々な考えがわいてきます。
そしてそれは言い訳というものです。
日本の医療に対する、それは必要なのか、やりすぎではないのかという気持ちも消えません。
先日も認知症の患者さんが床を這いつくばっている姿をみて、寿命を延ばした結果がこういった姿なのだろうかと考えると悲しくなりました。

普通に働いて過ごすのなら、もうジャパンハートのアドバンスドナースでなくてもいいという思いもありますが、チャンスがあるなら、もう半年アドナーとしてここで過ごし、看護師としてなにか、ぐっと入っていって、ひとつでも、誰か1人の患者さんでも、本当にその人の役にたつことをやり遂げたいという気持ちをもって、もう半年アドナー過ごそうと思います。ので、よろしくお願いします!!
隠岐島前病院 アドバンスドナース 村林 茜

お問合わせ

お問合わせフォーム

ジャパンハートに関するお問合わせはこちらから

ジャパンハート東京事務局Tel: 03-6240-1564