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活動レポート

 

ミャンマー人からみたモバイルミッション

2018.09.19

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日本の皆さん、はじめまして。私は名前はKyawt Kay Khaing Soe(チョ・ケイ・カイン・ソウ)です。名前が長くて言いにくいので、みんなにはマチョと呼ばれています。ミャンマーの北部のミッチーナー生まれの23歳、医師になって一年が経ちます。ヤンゴンの大学を卒業してから日本の医療技術を学びたい、医療にかかれない患者さんのために働きたいと思い、ワチェ病院で来ました。
 
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ミャンマーのサガイン地区の北部にあるカタ地区へのモバイルミッション(出張診療)のレポートをお伝えします。カタ地区はエーヤワディー川の西側のほとりにあります。カタ地区には未開発の地域がたくさんあります。モバイルチームは、2018年7月10日から12日にカタ地区のヤエ・ボーク村に行きました。チームは医師2人、看護師4人とドライバー、事務員です。カタの地元の歯科医も医療の知識を習得するための活動に参加してくれました。

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モバイルミッションでは外来診療を行いました。多くの患者さんがジャパンハートの診療を受けるために遠くからもやって来ました。3日間で485人の患者さんが来ました。患者が多いので診察時間は短く、医療機器がない中で、私たちは可能な限り患者さんを診ました。感染症や食事による腎不全の患者さんには現地で緊急の処置をしました。
ここで見つかった病気はまれな症例ではありませんでしたが、患者さんはこれまできちんとした診断をされていませんでした。ほとんどの理由は、お金がないので医師にかかることができなかったせいです。
 
ミャンマーの中でも特に田舎の農村部では保健教育が不十分です。彼らの健康知識は、伝統的な時代遅れの神話と常に混在しています。グアシャーマッサージ(鋭い器具で皮膚を掻く)や効果の証明されていない漢方薬のような伝統的な薬で病気を治療しようとする習慣はまだあります。彼らは近くの川から水を飲み、水浴びや料理のためにその水を使用します。このような習慣は農村の人々に多くの感染症を引き起こします。
私たちがヤエ・ボーク村に行ったとき、村人や集まってきた人たちは歓迎してくれました。症状や見た目から診断できるものも多いですが、それだけでは明確な診断を行うことはできない患者さんもいます。そのため、臨床検査や超音波画像などの詳細な検査が必要でした。しかしモバイルミッションではそのような検査ができず、残念でした。患者さんの知識と理解の問題で、私たちの言っていることがわからないこともあり、なかなか思うように治療を行うのが難しい方もいました。

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私がモバイルミッションに行ってみて感じたのは、やはり病気を治療するだけでなく、健康知識の教育の大切さです。患者さんはジャパンハートを信頼しているので、私たちが来るのを喜んでくれました。私は村人の病気に関する誤解を修正し、健康教育ができれば、治療をするだけよりももっと良くなると思います。私たちのモバイルミッションは、医療を受けることができない人々のための良い活動です。このような貧困地域ではもっと多くの活動を行う必要があります。
 
今回のモバイルミッションは私たちから治療を受けた患者さんに完璧な医療を提供することはできませんでしたが、私たちはできる限り多くの人に奉仕することができました。


私は、完璧でなくとも誰かのために何かをすることは、何もしないよりも常に良い結果に繋がると信じています。少なくとも今回、私たちは行動することによって、ヤエ・ボーク村の人たちを何百人も治療することができ、彼らから信頼と期待を得ることができました。
 
私は、この活動に参加してくれたスタッフ、私たちの仕事を達成するのを手伝ってくれたすべての人に感謝の言葉を述べたいと思います。将来も私たちができる限りの最良の方法で困っている人々を支援できることを願っています。
 
ありがとう
Dr. Kyawt Kay Khaing Soe
 



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