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活動レポート

ワッチェ慈善病院医療活動 

長期医師ボランティア 大江先生 ~ミャンマーワッチェでの生活~

2018.06.22

2018年5月末よりミャンマーで医師の大江先生が新しく活動開始されましたので、大江先生からの紹介です!

ミンガラーバ。
ミャンマーの長期ボランティア医師の大江将史です。2018年4月から1ヶ月間はカンボジアのAAMCでトレーニングをして、5月からミャンマーのワッチェ慈善病院で働いています。目下数ヶ月の目標はミャンマー語で外来ができるようになることで、長期目標は日本の総合診療・救急診療をミャンマーに伝えることです。
 
 私は初期研修は市立堺病院で、後期研修は洛和会丸太町病院で行い、どちらの病院でも日本最高の救急・総合診療に関する教育を受けることができました。優れた先生方から教えて頂いた知識・技術を自分だけのものにしておくのはもったいないので、ミャンマーの次の世代に受け継ぐことがこれから2年間の使命だと思っています。どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m。
 
 さて、ミャンマーの生活は毎朝5時30分のお寺の掃除と瞑想、6時30分からのラジオ体操と宿舎の掃除で始まります。掃除と聞くと、思い出す 度にシャンと背筋が伸びる懐かしい思い出があります。
 
 丸太町病院で働いていた時、一人の同期医師がいました。彼は皆んなの共有の机の上を片付け、給水機の無くなったボトルの水を交換し、シンクの掃除していました。これらは「彼の仕事」ではなかったけれど、皆んなのために掃除をしているなんて一度たりとも口にださず、黙々と掃除をしていました。ある日、彼に誘われてシンクの掃除を始めました。掃除に関する二人の間の唯一の取り決めは、皆が居ない時間帯に掃除を行うことでした。実に粋なルールでした。歯ブラシを使ってシンクの隅々までパーフェクトに綺麗にしていると、徐々にいくつかの事に気がつくようになってきました。シンクの掃除することで住み心地の良い世界が形成され、何より自分の知的パフォーマンスが上がるということ。そして皆が最高のパフォーマンスを発揮できるように場の空気・環境を整えている人々が自分の周囲には居てくれて、彼らが「誰の仕事でもないけど誰かがしなくてはならない仕事」を引き受けることでこの世界の秩序はなんとか保たれているということでした。医師になると様々な目に見えない力が働き、人として本当に大切なことを教わる機会が極端に減っていきます。医者である彼が自ら掃除を実践することで教えてくれたのは、『掃除』を通して「人として成熟する」ことでした。
 
皆さんも周りを見渡してください。「誰の仕事でもないけど誰かがしなくてはならない仕事」がいくつか見えますか?
 
長期医師ボランティア 大江将史
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 写真:病院近くのパゴダから見えるイラワジ川とマンダレーの街並み(毎日この絶景を眺めながら日没までミャンマー語を勉強しています)

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