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活動レポート

医療活動 

マグエ病院での口唇口蓋裂ミッションのご報告

2017.11.15

先日、ミャンマーのマグエ病院にて口唇口蓋裂の特別ミッションが
行われましたのでご報告させて頂きます。

私達が普段活動しているワチェ慈善病院より車で7時間ほどのところ
にあるマグエと言う地域はミャンマーの中部に位置します。
ミャンマーに5校しかない医科大学の一つがあり、他の地方都市と
比べると一般的な医療環境は少し恵まれていると言えるかもしれませんが
口唇口蓋裂をはじめとする専門領域の治療を受けるためには、車で6時間
~7時間のマンダレーもしくは8~9時間のヤンゴンのどちらかまで
足を運ばなければならないといった状況です。
また、乾燥地帯に位置し、農業以外の産業がほとんどなく決して経済的
に恵まれている地域とは言えず、経済的理由から治療をあきらめている
ケースも多い状況にあります。
今回はそのような地域で口唇口蓋裂の手術活動を行ってきました。
 
口唇口蓋裂とは先天性異常の一つであり、口唇裂とはくちびるの一部に
裂け目が現れる状態、口蓋裂とは上あごが閉鎖しない状態の事を言い、
見た目の問題だけでなく上手にミルクが飲めなかったり、口腔と鼻腔が
つながっており食べた物が鼻から出てきてしまうと言うケースや、発音の
障害が出るケースもあります。

日本では生まれて早い段階で手術が出来るようにネットワークが出来て
いる地域もあるそうですが、ミャンマーのこの地域では手術を受けたく
ても受けられない人が沢山います。
中には大人になるまで手術を受ける機会がなかった患者さんもいました。

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今回は日本より形成外科医7名、口腔外科医1名、麻酔科医1名の医師に
ご参加頂き、現地医師、看護師と共にMyanmar Breweryとの共同実施の
もと手術を行いました。
11月5日から日本人医師が現地入りされ、6日から9日までの4日間で
生後6か月の赤ちゃんから42歳の大人まで計53名の患者さんの手術が
行われました。

手術室3部屋で1日13~16人の手術。手術の器具も限定される中で執刀
される日本人医師も有る器具で工夫しながら手術をして下さいました。
また現地のスタッフも人数と時間が限られている中で本当に協力してくれ、
事故も無く無事に手術活動を終える事が出来ました。
術後の患者さんは経過も良く、無事に全員が退院されました。
 

手術が終わって、術後の子供の顔を見るなり
『きれいになった。ありがとうございます。』
と心から嬉しがって泣いている母親の姿がありました。
これでこの子の未来が変わると笑顔で言ってくれました。

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口唇口蓋裂と言う疾患はすぐに生命に関わるという疾患ではありませんが、
その母親の姿を見た時『医療の届かないところに医療を届ける』
『心を救う医療』という事がこの活動には沢山つまっていると強く実感しました。
今回のミッションが無かったら一生手術を受ける機会がなかった患者さんも
いたかもしれない、そんな患者さんの未来が少しでも良い方向に変わった
かもしれない。
そう思うと、このような素晴らしい活動が今後も継続出来るよう願わずには
いられません。
それには沢山の人たちの協力が必要です。
 
今回このミッションを行うにあたり、日本からボランティア参加して下さった
医師の皆様、ご協力頂いたMyanmar Breweryのスタッフの皆様、マグエ病院の
現地スタッフの皆様にこの場をお借りしまして深くお礼申し上げます。
ありがとうございました。
 
 
ミャンマー駐在 アドバンスドナース
西海 茜

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