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活動レポート

Dream Train 

いつか自分の美容院を持つんだ【Dream Train】

2017.10.06

シャン州チャイントン出身の19歳の男の子。IMG_5783.JPG
村では両親と5人の兄弟とともに暮らしていましたが、実家は安定した
収入が無い上に借金があり、兄弟も多いため、十分な教育を受けること
ができない少年時代を過ごしていました。
 
そんな状況から脱するべく、「大人になったら困っている人を助ける人
になりたい」という夢とともに、7年前にDream Trainの1期生として
ヤンゴンにやってきました。
 
今春、残念ながら大学進学の夢が叶わなかった彼は、以前から興味の
あった美容の道へ進むことを希望し、現在ヤンゴンにある日系美容室の
「Shunji Matsuo hair Studio」様にて職業訓練を行っています。
 
彼の美容師としてのスタートは決して順風満帆ではありませんでした。
どちらかというと不器用な彼はなかなか技術が上達せず、後から入職
したスタッフにも追い越されてしまう日々。
指導者さんから沢山怒られた日には、早退してDream Trainに帰って
きたこともありました。
 
それでも、自分なりに沢山努力を重ねていた彼。
仕事がお休みの日に施設で顔を合わすと、
「○○って日本語で何て言うの?」
と日本語を教えてとせがんでくるようになり、時には日本語が堪能な
ミャンマー人スタッフの部屋にこもり、自ら日本語の指導を受ける
姿を目にすることもありました。
入職から2ヶ月後、働く美容室を訪れ、彼にシャンプーをしてもらい
ました。
贔屓目無しにとても上手で、沢山沢山、練習を重ねたんだなという
のが伝わってきました。
 
シャンプーをしてもらっている間、家族の話をしました。
お父さんは農業に従事していて、Dream Trainに来た後に、お母さんは
亡くなってしまっているそうです。
兄弟の2番目のお姉さんがマレーシアで仕事をしているということでしたが、
彼の家族が置かれている状況を考慮すると、彼がヤンゴンに来ていなければ
人身売買のターゲットになってしまった可能性も否めません。
村で暮らすお父さんが恋しい。会いたい」
とちょっとだけ寂しそうな笑顔で話してくれました。
 
そんな彼は、「将来は村に帰って、自分のお店を持ちたい」という目標を
持ち、毎日奮闘しています。
お世話になっている日本人スタッフの方々を「お父さん」「お母さん」と
呼んで、大変慕っているそうです。
苦しみもがき、時に涙もこぼしながら、彼は確実に成長しています。
彼が一人前の美容師として村に帰り、家族と一緒に幸せに暮らせる日が
来ることを心から祈っています。

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