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活動レポート

Dream Train 

CBF CAMP WITH EDMILSON AT MYANMAR 2018 (長期ボランティア 多木さんレポート)

2018.04.17

元サッカーブラジル代表主将のエジミウソン氏がミャンマーにやって来た!
 

子どもたちに夢をつかむチャンスを提供することを目的に、2002年日韓ワールドカップ
の優勝に貢献したジョゼ・エジミウソン・ゴメス・ジ・モラエス氏を迎えた
「CBF CAMP WITH EDMILSON AT MYANMAR 2018」がヤンゴンにて開催され、
Dream Trainの子ども達がプレイヤー・ダンサー枠で参加いたしました。
エジミウソン氏は、現役時代の2006年に設立したエジミウソン財団を通じて、恵まれない
環境の子どもたちに教育を受けさせ、スポーツを学ぶ機会を提供されています。
 
※協力団体
CBF(ブラジルサッカー連盟)様、アジア青少年サッカー育成協会様、ミャンマーサッカー連盟様


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Soccer Matchのハーフタイムダンスショーに向けて・・・
「一生懸命練習を頑張ること」「一度やると決めたら最後までやり通すこと」という条件で、
出演者を募ったところ、女子児童の半数以上の53名から「踊りたい!」と希望がありました。
その内の半分はダンス未経験の子でした。
今まで積極的になれなかった女の子達がダンスに興味を持ち、挑戦しようとする姿をとても
嬉しく思うとともに、「大人数をまとめきれるのだろうか」「未経験の子たちは大丈夫だろうか」
という不安を感じながらのスタートとなりました。
 
進学試験終了後の3月から開始したダンス練習。本番までの時間はたった1ヶ月。
「一生懸命練習する」という条件つきの出演でしたが、練習開始当初はなかなか集中
できなかったり、本気で取り組めなかったりする子がちらほら見られました。
しかし、私たちの指導にも熱が入るにつれ、子ども達の表情や取り組む姿勢も徐々に変化
を見せ、最終的にはお互いを教えあって自主的に練習できるようになりました。

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選抜10名を選んだ日の出来事・・・
今回のイベントに先立って行われるWelcome Partyでダンスを披露するため、特にダンスの
上手な10名を選ぶ必要がありました。
選抜メンバーを発表した日、選抜に漏れた1人の女の子が「私は頑張って練習しているのに
どうして選ばれないの。頑張っても選ばれないのなら、私はもう踊りたくない」と号泣しながら
やって来ました。
「あなたが下手なわけでも頑張っていないわけでもない。でも、今回は10名しか選べなかった。
あなたが大好きなテレビを見ずに夜もずっと練習していることは知っているよ。
これから先、沢山機会はあるから、頑張って練習を続けて欲しい」ということを伝えましたが、
「もう絶対踊らない」の一点張りでした。
その日の夜、「人生の中で、どんなに頑張ってもすぐに結果が出ないことって少なくないよ。
でも、その中でも諦めずに努力していくことが大切なんだよ」と校長からダンスを踊る女の子
全員に話をしました。
 
翌日「あの子、どうするかな・・・」と思いながら施設に向かうと・・・
「マネガ タウン ペイ バーデー チャマァ ァカーメー(昨日はごめんなさい。私、踊ります)」
 
日本とは違い、ミャンマーの子ども達は、勉強以外に競い合うことがあまりありません。
今回の出来事は、努力し続けることの大切さを感じる良い経験になったのではないでしょうか。
(今日も彼女は新しいステージに向けて、一生懸命頑張っています。)
 
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エジミウソン氏、Dream Trainをご訪問
来緬中の忙しい中、3月27日にDream Trainをご訪問いただき、子ども達に自分の経験と
将来へのメッセージをいただきました。
 
「決して恵まれた環境ではない中、私はプロサッカー選手になることを夢見て練習していました。
その頃は、まさか本当にプロサッカー選手になって、ブラジル代表に選ばれ、ワールドカップで
優勝するなどとは思っていませんでした。
ただ夢を叶えるため、一生懸命努力をしました。私は自分のサッカー人生を追いかけたと同時に、
どんな時も常識を持ち、他人に救いの手を差し伸べることができる人間であるべきだということを
サッカーから学びました。
私はサッカーを引退してからは、自分がサッカーを始めた町で、みんなと同じような境遇の
子どもたちのために学校を作って、今は300人くらいの子に学ぶ機会を提供しています。
皆さん、絶対に目標や夢を持って突き進んでください。人生の色んな可能性が広がります。
それが、私が皆さんに伝えられるメッセージです。
皆さんもそうあるべく人だと思うので、どうか頑張って下さい。」
 
お話の後は、グラウンドで一緒にサッカーをプレーして下さいました。
プロサッカー選手になりたい男の子が多いDream Train・・・
決意を新たにしている子がたくさんいました。
 
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いよいよ本番!!World Friendship Cup開催!!
 3月29日の夕方からはWorld Friendship Cupが開催され、U-13ミャンマーフットボール連盟選抜
とU-13 Dream Train選抜が合同で2チームを編成し、勝利を争いました。
 
実は試合の当日まで、施設のスタッフはヒヤヒヤしていました。
在籍する子どもたちの大半が貧困家庭出身のため、施設入所以前は日々の食事にさえ事欠いていて、
年齢の割に体格の小さい子がほとんどです。
選りすぐりのミャンマー選抜の子たちとはフィジカル面でも大きな差があり、一緒にプレーできる
のだろうか。
そんな不安もつゆ知らず、ミャンマー選抜と試合ができることが嬉しくて仕方が無く、楽しそうに
靴下とスパイクの準備をしている子どもたち・・・
 
しかし、それは杞憂でした。
当日の午前中に開催されたサッカークリニックには15名の男の子が参加し、サッカースキルや
チームワークの大切さを学びました。
ミャンマー選抜の男の子ともすっかり仲良くなり、子どもの柔軟性と純粋なサッカーへの愛情を
感じました。
夕方の試合では、お互いに声を掛け合い、一つのまとまったチームとしてプレーをすることが
出来ていました。
Dream Trainの選手の中には、見事にシュートを決めた子もいました。
大人は何かをする前に上手くいかない場合を考えることが多いような気がします。
でも、子ども達は自分よりもサッカーの上手な子たちと試合をするチャンスを楽しみ、その中で
結果も残し、スタッフの心配を良い意味で裏切ってくれました。

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そして、「間違えても良いから、笑顔を絶やさず、大きな声を出して、みんなで踊り切ろう!」
という目標を掲げて臨んだハーフタイムショー。
総勢53名の女の子が、今できる精一杯のダンスをやりきってくれました。
1ヶ月間に渡る汗と涙と努力の結晶です。
ダンス終了後は、みんなで抱き合い、ベストなパフォーマンスが出来たことを喜び合いました。
暑季に入り、毎日酷暑の中で、本当によく頑張ってくれました。
楽しそうで、晴れやかな子ども達の笑顔は本当に輝いていました。
 
 
Ah Moonさんとの共演
今回、Welcome PartyとWorld Friendship Cupにおいて、ミャンマーの若者を中心に人気の
女性歌手Ah Moonさんのバックダンサーを務めさせていただきました。
カチン州ミッチーナ出身のAh Moonさんは、特にカチン州から来ている女の子の憧れの人です。
Welcome Partyの出番前に控え室で子ども達が練習をしているのを見て、「一緒に練習しようよ!」
と言って歌ってくれたり、World Friendship Cupではダンス終了後に女の子全員とハグをしてくれた
り、とてもお綺麗で気さくで、本当に素敵な方でした。
子ども達もその美しさと優しさに感動しており、もっともっとファンになったようです。
 
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皆さま、本当にありがとうございました
今回のイベントは、子ども達が楽しい思い出を作れただけではなく、一人の人間として成長できる
貴重な機会となりました。
素晴らしい機会を与えてくださった関係者の皆さまに、心からお礼申し上げます。
彼ら彼女らの人生にとっては、まだまだはじまりの1ページです。
これからも様々な経験を通して、感性を磨き、大きく成長していってくれることを期待しています。
引き続き、子ども達の健やかな成長のご支援をよろしくお願いいたします。

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