途上国での医療は、究極の救急医療だといわれます。不十分な資源、不十分な環境などあらゆる状況に応じて、自分の能力を使い切りながら乗り切っていかなければならないからです。そしてその環境で成しえる最高の医療を提供するという目的に向かって結果を誘導しなければなりません。
近年、世界は猛烈なスピードで縮小しています。情報網の整備、世界の経済的なリンク、そしてアジアの台頭、などなどそれを示唆する要素には事欠かないと思います。一方、日本人はそのような世界が縮小しているという感覚は著しく薄いのではないでしょうか。特に、医師たちはその傾向が強いかもしれません。日本国内にいて、世界標準の医療?をやっている、世界でも先進的なレベルの高い?医療をやっている、と頑なに信じ込んでいるだけかもしれません。でも、自信を持って自分の行う医療が世界で通用すると確信できる人がどれくらいいるでしょうか。ただ、何となく先進的な、とか最高の、という幻想に浸りながら、最後まで医師としてのキャリアを終えることができる幸運な時代はあとどれくらい続くのでしょう?
かつての医局制度に全ての自分の人生が乗っかっていた時代は終わりました。 医局制度の中にある人も、そうでない人も、これからは、誰もが自分の人生を計画的に自らの意志で決定していく時代です。この流れは、時代の要請であり、封建的なシステムは、早晩、崩れもはや止めることはできないと感じます。
もし皆さんが、日本の医療現場や医療そのものに行き詰まりを感じているならば、途上国の医療現場は、皆さんに医療とはこのような患者たちのためにこそあるべきなのだという再認識させてもらえると思います。
ミャンマー(カンボジア)における村の病院での外来診療・外科手術・病棟管理を行います。
内科から外科領域まであらゆる疾患、子どもから大人まですべてを対象としています。
【参加期間】
1年以上
※募集は随時行っています。
下記、「参加までの流れ」に沿ってお問い合わせください。
書類手続き上、参加希望日の3ヶ月前にはお問い合わせください。
【活動場所】
ミャンマー・カンボジア(ミャンマーが主になります)
・臨床初期研修終了者 以上
・ジャパンハート会員登録者
⇒会員登録方法はこちら
・国際短期ボランティア参加経験者
※長期ボランティアへ参加前に、国際医療短期ボランティアに参加いただいております。
⇒国際医療短期ボランティア参加詳細についてはこちら
*日本の病院従事しながら、ジャパンハートスマイルスマイル事業サポートドクターとして活躍
*日本の病院に従事しながら、ジャパンハート国際医療短期ボランティアとして活躍 (数回/年)
例)所属病院から専門科医を率いて、チームとなって手術ミッションへ参加
*他の海外医療団体で活躍
*大学院へ進学(熱帯医学・公衆衛生学など)
※長期ボランティア参加希望者:国際医療短期ボランティアに参加いただいております。
国際医療短期ボランティア参加詳細については⇒こちら
Step1 応募書類の提出
参加ご希望の方は、下記1〜3をメールまたは郵送にて東京事務局までお送りください。
郵送の場合、封筒表に「国際医師ボランティア」と明記ください。2週間経っても連絡がない場合は、事務局までお問い合わせください。
応募書類:
送付先:
〒110-0016 東京都台東区台東1-33-6 セントオフィス秋葉原10階
ジャパンハート東京事務局 国際医師ボランティア担当
Step2 応募書類受理後、参加確定
応募書類を事務所で受理した時点で、正式な申込完了といたします。
応募書類受理の連絡、参加日程・今後のスケジュールなどに関して事務局よりご連絡いたします。
Step3 渡航の準備
提出書類(参加合意書、写真承諾書、パスポートコピーなど)を提出していただくとともに、国際航空券・国内航空券、ビザ手配など渡航準備を進めてまいります。
Step4 事前説明会
現地での医療活動、渡航までの詳細など、実際に参加した医師が個別で説明を行います。
Step5 現地へ出発
渡航費および海外傷害保険などすべて自己負担です。
またボランティア参加にあたり、参加費をいただいております。
参加費は、活動期間中の活動地における宿泊費、現地コーディネート費などが含まれます。また患者の経費(薬剤購入費、手術費、入院費など)にも使用させていただきます。
参加費:30万円/年
※参加費は税額控除の対象になりません。なお、領収書が必要な方は、その旨ご連絡ください。
※参加費は、一度お振り込みをされましたら、参加を辞退された場合でも返金いたしかねます。その場合、再度参加される際は、改めて費用をお支払いいただく必要はございません。ただし、再参加の有効期限は参加費をお振り込みいただいてから2年以内の参加とさせていただいております。(2回目以降の場合は3年)予めご了承ください。
石田健太郎(長期ボランティア参加者)
【なぜJHの長期ボランティアに参加したのですか?】
もともと学生の頃に国際医療に興味を持ったのが始まりだった。 同じように志している人は周りに何人かいたけど、 自分はスキルを付けるとかよりも、 「海外に出るにはどんな技術が必要なのか?」とか 「国際協力っていうのは自分にとって人生をかけて かかわりたいと心から思えるような分野なのか?」 といったことに対してとにかく早く海外に出て オリエンテーションをつけたいと思っていた。
しかし、大手の医療ボランティア団体はどこも採用条件の 敷居が高く、とても簡単に出られるような場所はなかった。 そんなときに見つけたジャパンハートは唯一自分のような 医師免許以外何も無い人間を受け入れてくれたから。
【今までどのような分野・診療科で働いていたのですか?またどのような経験があれば、ボランティアで活かすことができますか?】
産科、放射線科以外は、基本的に全分野に渡り、診療を行っていた。 とはいってもよく診る疾患はある程度パターンがあるので現地で診療に関しては 慣れていったように思う。 日本の医療とは疾患も、医療自体に患者が求めることも違うので あるにこしたことは無いが、特に〜科の専門知識が必要ということは無いと思う。 そんなことよりも新しい文化・環境や知識に対する積極的な好奇心や 柔軟性の方が必要になると思った。
それと、海外の人たちは平均的な日本人よりもはるかに母国の歴史に対する 意識が強いように感じられる。特に東南アジアに関してはWW2のことから 日本との歴史的因果関係が強いので、その辺の歴史をしっかり勉強していくことは 大切だと思った。
【ボランティアはどのくらいの期間参加しましたか?また具体的なボランティア内容を教えてください】
2年間。
2009/4/1-2010/3/31
ミャンマー:ワッチェ慈善病院勤務
カンボジア:ピエリヤン州立病院
2010/4/1-2011/3/31 スマイルスマイルプロジェクト
小児がんと闘う子供とそのご家族に対する支援プロジェクトの 立ち上げ業務をやっていました。
この年度は実際に3人の小児がん患者に対してサービスを行いました。 遊園地への家族旅行や野球選手とのイベント作りなどです。 企業へのプレゼンテーションなど医療にこだわらず 様々な仕事を多岐にわたり行いました。
2010/4/1-2010/9/20 マヒドン大学(タイ)Diploma of Tropical Medicine & Hygiene
2年目の前半はスマイルスマイルプロジェクトとは別に、 タイの医学部に入学して半年間熱帯医学を学びました。
授業内容も非常に興味深かったですが、 世界中から医師が集まるため、たくさんの国際的な人脈ができました。
2010/4/1-2011/3/31 ミャンマー、カンボジアでの手術・外来ミッション参加
上記2つと並行して海外サイトでの医療活動にも 1カ月に1回以上のペースで参加していました。
2011/3/17-2011/3/31 東日本大震災緊急被災地支援活動
活動の最終月に大震災が起こったことから その先遣隊として被災地の支援活動の立ち上げを行いました。
【参加してよかったこと、また辛かったことを教えてください】
参加して良かったこと
「人を大切にすることが自分の人生を豊かにする最高の方法だと気づけたこと。」
「海外に行くということに対してのハードルが無くなったこと。」
「医療以外の仕事をすることで、たくさんの出会いを楽しめたこと。」
辛かったこと
最初は異文化になれなければいけないことがとてもストレスだったが、
それができるようになってからは大丈夫だった。
【長期ボランティア終了後の進路を教えてください】
日本の病院で産婦人科での後期研修を開始しました。
また海外に出るために新しい技術を身につけるつもりです。



