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活動レポート

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ラオスのリハビリテーション<ちょっと見の見聞録>首都と地方~理学療法士(Physical Therapist)は???~

2018.02.05

サバイディ(こんにちは)!
2018年1月から1年間の予定でボランティアをさせていただく理学療法士の石井隆です。よろしくお願いします。
前置きしておきますが、語るほど滞在していませんので、垣間見たところだけご紹介します。

ラオスでは医療関係者への自己紹介でさえI’m a physical therapistといっても、ほとんど通じません。リハビリテーションスタッフと紹介されるとうなずいてくれます。記録によると2000年以前から理学療法士の養成施設は国に設置されていたようですが、知名度は低く、作業療法士や言語聴覚士にいたっては国外で学んでくるようです。

首都ビエンチャンにある国立リハビリテーションセンターには、日本と同じように理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が各部門に分かれて、主に小児を対象にリハビリテーションを実施しておりました。義肢装具や車いすの工房も併設されています。ラオスは国策として子供の教育と健康に力を入れているとのことでした。

この国で一番大きいマホソット国立病院に次ぐミタパープ病院(今後、Laosの頭部外傷や整形外科治療のトップを目指していくといわれている)のICUを見学する機会がありました。日本ではICUや救急病棟では当然のようにセラピストがうろうろしておりますが、30分程度の見学ではお出会いすることはありませんでした。フランス人医師によると、必要に応じてリハビリテーションの処方を書くとの説明がありましたが、日本では当たり前の肺炎予防のための体位変換に使う枕を見ませんでしたし、患者さんは、同じようにあおむけに寝ており、合併症や廃用症候群(体をあまり動かさない安静状態が長期間続くことによって起こる、さまざまな心身の機能低下)の予防、早期離床への気遣いを感じ取ることはできませんでした。

また、今後ジャパンハートが新しい手術棟稼動のサポートに入る予定のパークグム郡病院(人口約5万人、日本でいえば市民病院程度の対象人口か)のリハビリテーション棟も見学しました。



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【写真1:パークグム郡病院リハビリテーション棟】

なんと独立したきれいな一戸建て。立派な仏教国の象徴である黄金の仏塔の隣じゃないですか。さすが、仏教国の威厳あるモニュメントの隣とは、おおおお!これは大事にされているなとよく見ると、何か足りない???リハビリテーション棟なのに車いすスロープがない!!!車いす患者さんは対象じゃないのか?首都ビエンチャンにある病院やリハビリテーションセンターには車いす用の長いスロープ(この国はエレベーターは一般的でない)がありますが、地方においてはリハビリテーション専門の建物なのに入り口は階段のみ? 



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【写真2:ビエンチャン特別市内の子ども病院にある長いスロープ】

そして、リハビリテーションの名のもとに、薬草サウナとマッサージを看護師さんがしてくれるとの事です。なんと、偶然にジャパンハートの手術ミッションでオペ室を担当していた地元看護師さんの出産見舞いに行ったら、薬草マッサージをしてくれました。
ハーブの香りと温かい布袋、気持ちよかったです。



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【写真3:薬草マッサージの様子】


日本でも40年前はリハビリテーション=マッサージ(今の日本でも同じ認識の人もいますが)の認識をもつ国民は珍しくありませんでした。これから1年間、ラオスの薬草マッサージと日本の術前呼吸訓練・術後早期離床の理学療法技術とのコラボレーションで、パークグム郡病院のリハビリテーションはどうなっていくのでしょうか!? 機会があればまたご報告いたします。


石井

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