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活動レポート

東日本大震災復興支援 

【宮城県 女川町】~ただ、そこにあるということ~

2018.04.23

女川町で活動させていただいているアドバンスドナースの小野です。

震災から7年が過ぎました。
被災された方もそうでない方にも大なり小なり感じる記憶があるように思います。
少なくとも私にとっては痛みを伴う記憶ですが。

現状の街並みをみて、まだ復興半ばと思う方もいれば、もうここまで復興しているんだと思う方もいらっしゃいます。
日々、街並みや町民の暮らしは変化しています。

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あとどのくらい経てば復興という認識から変容できるのでしょうか。
ある意味、復興という認識や言葉で町が固定化されているようにも感じられます。

ただ、街はそこにある。
ただ、町を整備しようと努力されている方々がいる。
ただ、町で暮らしている人たちがいる。
ただ、それだけなのです。

そこに居る人も居ない人も、自分の痛みや過去の記憶を投影して反応しているのかもしれない。

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私が、初めて女川町に来た時、自分の心の中は複雑な気分でした。私の記憶にある震災直後の映像と目の前にある街並みがリンクして胸が痛むのを覚えました。女川町で暮らし始めて段々とその痛みが変化していました。痛みの記憶を感じる自分を自覚しつつ、痛みの記憶と目の前にある現実を区別して認識しつつ、徐々にここにあるものを捉えるように意識が向いていきました。

あるがままの現実を見続けること、あるがままの自分を受け取ること。これを自分は大切にしたいと思っていることに気付きました。

ある町民が「みんな復興、復興と言って音頭を取って人集めをしているけど、少子化社会で人がこれ以上集まるような町じゃないんだから。ここに来て新しいビジネスを学ぼうたって何も得られるものなんてない。俺らが言えるのは、津波が来たら人助け云々よりも自分ひとりでも高台へ逃げろってことだけだ。これから先、女川町が村になってもいいと俺は思ってる。人口が減っても女川が好きだから居続ける。それだけでいいんじゃないの。」と、語っていました。

それぞれに町を良くしようと励んでいる方々が沢山いらっしゃいます。それぞれに大切にしたいことがあります。

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女川町がどのように変わろうと、私は変わりゆく女川を見続けます。

小野

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