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活動レポート

 

私達が見たカンボジアの医療 (学生ボランティア:岩根くん、大山さん、山口さんより)

2018.09.05

はじめまして、私たちは臨床工学技士になるために大学で勉強しています。
臨床工学技士というのは医療機器の保守管理や点検を主な業務とし、必要に応じてオペに入り、医療機器の操作なども行う医療機器の専門家です。
臨床工学技士という職業は比較的
新しい職業で、国家資格ができたのも最近のことなので日本でもまだまだ認知度の低い職業だと思いますが、様々な医療機器が開発、使用されている現在の医療現場には無くてはならない存在です。

私達は元々、それぞれが国際医療に興味を抱いており、発展途上国などにおける医療支援でドクターやナースだけでなく、臨床工学技士として何かできることを見つけたいという思いがあり、今回ジャパンハートの医療ボランティアに参加しました。

プノンペンから1時間半ほど舗装されきっていない道路を抜け、着いた病院は意外にも綺麗で、医療機器も何もないような場所を想像し身構えてしまっていた私たちは、発展途上国でも日本と近い医療が受けられるのかもしれない。と少し拍子抜けしてしまいました。しかし、診療や処置を見学していくうちに、置いてある医療機器はとても古く、学校で見たことのある形ではなかったり、使われず棚の中に入ったままのものや、それらを保管してある部屋も虫や砂埃が入り放題で医療機器が故障する要因がとても多い環境であったり、日本の病院の環境とは全く違うということに気づきました。さらに、現在カンボジアの多くの病院では医療機器の定期点検等が行われていないということや機器が故障してもそれらをすぐに直して使用できる環境でないことを知りました。
また、実際の処置で機器を使用する
状況で円滑に使用できていない場面にも遭い、カンボジアではまだまだ医療機器の保守管理の大切さが根付いていないように感じました。現段階では日本のように様々な医療機器があるわけではないので直接命に係わる大きな事故などにはつながりにくいとは思いますが、この先、カンボジアで医療が発展し、沢山の高度な医療機器が導入された際、今のような管理体制が根付いてしまっていると人命に関わる事故につながりかねないのでとても危険だと思いました。本当は、今勉強している私たちがそのような場面で円滑な処置を行ったり正しい保守管理方法を教えたりできたら良かったのですが、まだ大学に入って1年そこらの資格も無く知識も浅い学生にはどうすることも出来ず、自分達がいかに無力なのかということを思い知ることしかできず悔しさでいっぱいになりました。

1週間の活動を通して私達は自分がいかに無力なのかを感じることになりましたが、その中で小児病棟の飾りつけや、掃除など、自分達にできることを見つけて行動したり、そのことに対して患者さんやその家族の方々の笑顔を見られたとき、直接的な医療行為は行えなくても、どんなことでも自分にできることがあればやりたいという思いが沸き上がり、それが 医療の礎となっているのだと学びました。
将来、私達は臨床工学技士として日本の病院で働いていたり、海外で国際医療に貢献していたり、医療機器の開発などの研究方面に回っているかもしれないし、私達全員が同じ道を行く訳ではないと思います。しかし、今回、私達それぞれが見て感じた事を心に留め、そのことを少しでも多く社会に活かせるようこれからも様々な事を学んで、人々の笑顔に繋げられる様に日々精進していこうと思います。

そして、いつか、様々な経験をさせていただき、
お世話になったジャパンハート子ども医療センターに何らかの形で恩返しをしたいです。

 

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